カイコダンシャリー

 ゲームボーイで遊んだ。二十五年以上前のものなのに、操作方法もドットも音楽もすべて鮮明に覚えている。

 部屋がもので溢れているので断捨離しているけど、いっこうに減らない。ゲームボーイをひとしきり遊んでから売りに出す。小さい頃の思い出がなくなってしまうようで少し寂しい。少し寂しいが、思い出は心にあって、物はそれに触れるきっかけでしかない。いつか未来の自分が思い出すための、新しい思い出を作っていこうと思うのであった。

続・いい日

 連日、新しいことに取り組まない日を過ごす。あまりやる気が出ないので、出ないままにして休むことにした。何かやらないと、と思えば思うほど心に負担がかかって体にも影響が出てくる。やる気が出ない時は素直に諦めて、何もやらなくていいんだと自分を許し、穏やかに過ごしていればまたそのうち上昇の兆しが見えてくる。その時に動ける力を残しておくことも大切だ。無理して動いても良いことは一つもない。

 そんなわけで、気張らず過ごした日には、この先が楽しくなりそうな出来事があったりして、とてもいい日だった。

いい日

 ギターを弾きながら歌うということを数年、好きなペースで好きな時にやっている。とても久しぶりに演奏をせずにカラオケで歌った。もともとうまくないというのは置いておいて、どうもうまく歌えなくて困った。自分の演奏なら、いろいろ合わせられてごまかしがきく部分もあるけど、決まったテンポとリズムで、様々な音が鳴っている中で歌うのは難しいと思った。

 何も新しいことに取り組まなかった日は、とてもいい日だった。

水も油も

 やりたいことや、やっていること、やってきたこと、これを言葉にして人に話すことを意識的にやっている。それは間違いなく未来をいい方向に変えると思っている。言葉の力は大きい。

 油が原因か不安が原因かわからないけど、肉を食っていたら気持ち悪くなった。前者かと思いたいところだが、経験上の話で後者の可能性が大いにある。

 とてもうまくいった一日は、最後の最後に欲張って失敗しがちだ。

安心感

 一万四千歩、軽く散歩するだけのつもりが、けっこう遠くまで歩いた。少し前までは腹痛や吐き気があったり、めまいや動悸もあったのに、まったく問題なく過ごせている。本当にストレスが原因だったのだなと思う。もっと言うと「不安」かもしれない。今は安心感が強く、とてもありがたい環境にいると思う。できるだけ長く続けばいいと思う。

 何もやっていないと思って直近一ヶ月くらいを振り返ってみたら、けっこうやっていた。読書を再開して、映画を観始めた。Webサイトを作って、配信を始めた。サボテンを買った。文章を書き始めて、絵の練習も始めた。そしてこれからやることをいくつか決めた。数年間やれていなかったことが、全部やれる気がする。

ほしい

 画力がほしくてデッサンに挑戦した。自分なりに一時間自由に描き、アドバイスをもらって一時間修正、計二時間で球体を描いた。思うようにできないけど、学びは多くあったと思う。これからできるだけ毎日やっていくつもりだ。

 花粉がつらい、つらすぎる。針でちょんちょんされているような感じで耳の奥か喉の奥かわからない場所が痛い。空気清浄機がほしい。効くのかわからないけどほしい。あと加湿器もほしい。シュレッダーもほしい。マイクやヘッドホン、機材もほしい。あー、ほしいほしい。

さいかい

 外は暖かくて気持ちいいけど、花粉症の症状が強く出てつらい。散歩を始めて数分で目と鼻と喉の痒みが出てきた。熱っぽくなってくしゃみも多い。寝不足もあってかなりぼーっとしている時間が多い。

 やめていたことをまた始めてみた。日々に抑揚が出ると思う。自由すぎてもだめだ。適度に不自由を感じたりストレスを受ける必要があると思う。またイチから、穏やかに進む。

ありなしのいみ

 出会いには意味があると思う。今日の意味は明日の自分が見出してくれるかもしれないし、明日の意味を今日の自分が見つけることもあるかもしれない。意味は与えるものなのか、受け取るものなのか、意味はあるのかないのか、あろうがなかろうが、どっちでもいいし、こじつけていくだけで生まれるものがある。すべてはあの時の出会いがあったからだし、あの時の出会いはまったく関係ないかもしれない。どうでもいいことはどうでもいいから考える意味があるし、どうでもいいから考える意味はない。

鉛筆など届く

 絵を練習するために、ちょっと高めの鉛筆を買った。ついでにスケッチブックと人生初のねりけしも買ってみた。これは自分のケツを叩くためである。

 一式届いたので、知らない濃さが揃った数十本の鉛筆を削って、それぞれ試し書きしてみた。いまいち違いがわかるようなわからないようなという感じだけど、楽しいと思ったのは確かだ。新しいことを始めるのはわくわくする。

昼夜逆転逆転逆転

 昼夜逆転はそう簡単になおらない。だから逆転してしまうということなのだろう。体調はだいぶ良くなったけど、夜に起きるのは気分的な問題がある。相変わらず日々に変化はないけど、細やかな変化を作っていきたいところだ。